皆さんこんにちは。最近は湿度も下がり、過ごしやすい季節になりましたね。湿度が下がると、乾燥をイメージする方も多いと思います。今回は乾燥とお肌についてお話します。

 

皮膚とは？

皮膚は大きく分けて、外側から表皮、真皮、皮下組織で構成されています。

皮膚には多くの働きがありますが、その中でも重要なのが「バリア機能」です。
アレルギーの原因物質や細菌・ウイルスの侵入を防ぐ役割やうるおいを保つ役割を果たしています。バリア機能は皮膚の健康を守るための大切な働きです。皮膚が乾燥し、バリア機能が低下すると本来なら皮膚に入ってこないはずのアレルギーの原因物質や細菌・ウイルスが侵入しやすくなり、湿疹や皮膚炎が発症・悪化しやすくなります。

 

なぜ皮膚が乾燥するの？

気温が低下し空気が乾燥する秋から冬にかけては、汗や皮脂の量が減るため皮膚が乾燥します。エアコンなどによる過度な冷暖房も原因となります。
また、入浴や熱いお湯につかる、ゴシゴシ体を洗うことで、皮脂が過剰に取れ、皮膚が乾燥してしまいます。

 

スキンケア方法は？

皮膚の乾燥を防ぐためには、保湿剤を塗ることが重要です。保湿剤は皮膚の水分が逃げないようにふたをしたり、皮膚にうるおいを与える役割があります。

季節は関係なく、１年中塗ることが大切です。塗り方のコツは、ゴシゴシこすらず、皮膚のしわに沿って、優しく塗ることです。乾燥を放置してしまうと、痒みやチクチク感が出現して、それをかいてしまうとまた皮膚のバリア機能が弱くなるという負のサイクルに陥ってしまいます。

当院では正しいスキンケアの方法や、保湿剤の塗り方をお伝えしますので、ぜひ一度診察にいらして下さい。乾燥に負けない、すべすべなお肌を保持して、冬を快適に過ごしましょう。