水いぼについて
- 2024年7月1日
- お知らせ
皆さんこんにちは。ようやく梅雨入りかと思ったら翌日には真夏日となり体調を崩しやすい時期ですね。これから更に暑さは増していきますので、体調管理にお気を付けください。さて今日は夏によくみる「水いぼ」についてお話します。特にこれからお子さんはプールが始まりますので、水いぼに悩まされる親御さんも多いと思います。
水いぼとは?
水いぼは、ウイルス性の皮膚感染症です。丸くてツルッとした、あわ粒くらいのやわらかいブツブツができ、それ自体に痒みはありません。自然に治ることもありますが、治らず数が増えて全身に広がることもあります。皮膚が薄く、バリア機能の未熟な乳幼児は、まだ免疫もなく感染しやすいため、兄弟間や保育園、プール教室などで流行します。
治療方法は?
必ずしも治療が必要というわけではなく、数か月で自然に消えることもありますが、広範囲だったり、短時間で急に増える場合には治療をします。治療は液体窒素で冷凍凝固したり、ピンセットでつまんで取るのですが、当院ではなるべく治療回数を少なくするためにつまんで取っています。取る時の痛みを軽減するために、局所麻酔入りのテープを処置の前にりますので小さなお子さんでも治療は可能です。
予防方法は?
皮膚が乾燥し、バリア機能が低下すると本来なら皮膚に入ってこないはずのウイルスが侵入しやすくなり、水いぼを発症してしまうことがありますので、保湿剤によるスキンケアが大切です。また、兄弟や身近な友達が感染した場合、直接肌と肌を接触させない、またタオルの共有はしないように注意しましょう。水いぼと湿疹は似ていて判断がつかないこともあるので、もしかして水いぼ?と思った時には一度受診することをお勧めします。スタッフ一同お待ちしております。