汗疹(あせも)
- 2024年5月31日
- お知らせ
汗をかき始める季節になりました。皆様、汗疹はご存じですか?
汗疹とは、大量の発汗によって生じる皮疹のことです。外気温の上昇などで汗が大量につくられると、排出し切れずに汗管がつまり、汗が正常に分泌されず、皮下にたまることが原因となって発症します。子どもは身体が小さく汗管が密集しているため汗をかきやすく汗疹になりやすいので注意が必要です。
症状
汗を大量にかいた部位にぶつぶつや炎症が生じます。ヒリヒリ・チクチクとした痛痒さがあったり、痒みなどは全くなく小さな白いぶつぶつができるだけといった症状もあります。
治療
痒みなど自覚症状がない場合は、保清と保湿がメインとなります。痒みがある場合はステロイド外用薬、時には抗生物質を塗ることもあります。いずれにせよ入浴後の保湿が大切です。
対処法
症状がみられた際には、肌を清潔に保つように心がけましょう。汗はこまめに拭き、可能であればシャワーを浴びるようにします。衣類や寝具は通気性や吸湿性が高いものを使用すると、汗がたまりにくくなります。涼しい環境も症状の改善に有効であるため、気温の高い場所は避けましょう。
汗疹のできやすい顔や首、脇の下、肘や膝の裏に刺激になるものを触れないようにすることが大切です。髪の毛などは束ねましょう。時計やアクセサリーも注意が必要です。
痒みがある場合は掻き壊さないように注意することが大切です。爪は短く切っておきましょう。入浴時には強くこすることはせず、泡でやさしく洗ってください。