虫刺されについて
- 2023年7月4日
- お知らせ
皆さんこんにちは。毎日蒸し暑いですが、いかがお過ごしでしょうか。この時期の皮膚科は虫刺されの患者さんが多く受診されます。たかが虫刺されと思っていても、腫れて痛くなったり、化膿してしまうこともあるため軽視できません。
虫刺されとは?
虫刺されは、刺された直後から症状が出る「即時型反応」と、翌日などしばらく経ってから症状が出る「遅延型反応」があります。虫に刺された経験が少ない乳幼児では、遅延型反応を示すことが多く、治るまでに時間がかかるため、搔き壊してとびひになることもあります。また、なかには発熱や、傷が深くなるといったきわめて強い反応を示す過敏症の方もおられます。
どんな治療をするの?
治療はステロイドの塗り薬を塗ることが一般的で、とびひの場合は細菌が関係しているために抗生物質を塗ったり、飲んだりすることもあります。あわせて皮膚を清潔に保つことが重要です。患部も含めて、石鹸を泡立てて優しくなで洗いしましょう。
予防方法は?
虫が多い場所に行くときは長袖、長ズボン、虫除けスプレーなどを使ってできる限り刺されないように注意します。また日頃から、手指を清潔にし、とびひを未然に防ぐことが大切です。かゆみ症状がでたら、早めに受診することもおすすめします。
これから本格的な夏が始まります。暑さに負けず、快適な日々を過ごしましょう。